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楽器選びで感じてほしいこと

 

楽器をお探しの皆様へ。

沢山の楽器に出会うと思いますが、
それはきっと、外観や音色に個性があって、
どれもみな魅力的な楽器たちです。

根本的に変わらない音色や鳴り方はそれぞれの特徴というものがあるのですが、
そこから弾き手の好みに合わせての調整なども可能ですし、
気に入った楽器であれば、それを探すのが楽しみでもあったりするのではないかと思います。

なので、初めての楽器を試奏するときに音色や鳴り方はもちろん見ていただきたいのですが、
それはどんどん変化をするものでもあります。

音という無形の、変化するものを選ぶのに何を基準に選べばよいのか。
そういった質問もよくいただきます。

難しい質問ですが、

いかにその楽器に「可能性」を感じるか。

本当に見ていただきたいのはそこかもしれません。

上手く付き合えそうな相性の可能性。
より良くなると思える成長の可能性。
いろんな可能性があります。

楽しく弾けそうな予感とも言えるでしょうか。

楽器選びでは「なんとなく」という言葉もよく使われますが、
それは決して消極的な感覚ではなく、
その上手く説明できない魅力こそ「可能性」を感じるということなのかなと思います。

そういった意味で、
何かを感じたなら、
どんなに初心者の方でよくわからなくても、
うまく言葉にできなくても、
自信を持って「なんとなくこれが気に入った」と言っていただきたいです。

そうしたことを楽器選びで感じていただきたいですし、
重要な感覚だと知ればとても納得できる選択になると思います。
納得して選んだ楽器でこそ、いろんな音探しをしていただくのも楽しいはず。

これは弾かないと絶対に感じられないものですので
気軽に楽器店に行って、どんどん試奏をしていただければと思います。

ヨーロッパ出張報告 2017年9月

ヨーロッパ出張報告 2018年4月

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