BLOG

駒メーカーの選択という自由

~ 駒メーカーについて Aubert・Despiau・Milo Stamm ~

弊店で駒交換時にご案内する駒についてですが、
フランスAubert・フランスDespiau・ドイツMilo Stammからお選びいただくことが可能です。

日本の多くの工房ではAubertかDespiauのいずれかを基本にしているところが多く、
そのどちらも選択肢に用意するところは珍しいかもしれません。

そして、Milo Stammともなると日本では使う工房が少ないので知らない人も多いかもしれませんが、
その明るくクリアな音質で、ヨーロッパでは好んで使う工房や製作家も多いです。

今回3つのメーカーを扱うことにしたのは、
それぞれの駒メーカーによって特徴があり、
その音作りに対するイメージが異なるため、
いざその駒を取り付ける時には
それをお客様と共に考え、作り上げたいと考えたからです。

もちろん駒で音作りの全てが変わるわけではなく、
楽器そのもの、付いている弦やパーツ、魂柱なども含めた調整、状態などと相まってのものですが、
音質・弾き心地を決める大事な要素の一つである駒について
お店や職人が決めるのではなく、お客様ご自身で選択肢を悩んでいただけたらと思います。

駒のグレードや加工精度・癖などもありますので、
一般的に言われる特徴がそのまま出るかどうかは一概ではないですが、
お客様ご自身で自分の楽器に対しての理想を考えながらあれこれと迷うことも
楽しみの一つであって良いと思います。

楽器店として楽器を売って終わりではなく、
そこからの楽器の成長や変化、音作りも共に楽しんでいけたらと願っております。

ご質問などあればお気軽にお問い合わせください。

KAEDE STRINGS

関連記事

  1. 弓選びはお店選び?

  2. 弦楽器専門店は怖いところ?

  3. 初心者な質問?

  4. 楽器選びで感じてほしいこと

  5. ひやかし試奏歓迎?

  6. 「買う」ということの喜びと贅沢な時間

PAGE TOP